◆繊維状物質とその分類
(1)天然鉱物繊維 セピオライト、ウォラストナイト、アタパルジャイト、エリオナイト、ゼオライト等・・ アスベスト(6種)
(2)人造非結晶繊維 ガラス長繊維、グラスウール、マイクロファイバー、ロックウール、スラグウール、アルミナ等
◆アスベストとその種類
(1)クリソタイル 『白石綿』2004年製造中止
(2)アモサイト 『茶石綿』1995年製造中止
(3)クロシドライト 『青石綿』1995年製造中止
※写真 クリソタイルはカール状が特長で、アモサイトは針状結晶が特長である。この形状が発ガン性に大きく起因していると考えられている。Stanton仮説では直径0.25μm長さ8μmが最も発ガン率が高い。
【石綿の使用状況】 石綿(アスベスト)の特性は耐熱性・絶縁性・耐腐食性・耐摩耗性に優れ、幅広い用途に使用されてきました。身近なところでは自動車のブレーキやクラッチ・ビルの屋根、天井、防火壁、断熱材などに使用されています。石綿の有害性が広く認知されるようになって、角閃石系は1995年以降使用禁止となりました。蛇紋石系は2004年10月から禁止となり、今後は過去に使用された石綿の解体・処分時の飛散が問題となってきます。
【石綿の健康障害】 鉱物学的には角閃石系と蛇紋石系に大別され主に扱われているのはクリソタイル、アモサイト、クロシドライトの3種類でる。蛇紋石系はカール状が見られ、角閃石系は針状結晶(しん状)がみられる。石綿の発ガンメカニズムは未だ完全な解明に至っておらず医学的な記述は限られた紙面より省略するが、石綿が末梢気道から肺胞域において、炎症などの生物学的反応を引き起こし発症する事が判っており、この事は針状結晶であるためにリンパ管や細胞を貫通し異所性の沈着をすると考えられている。クリソタイルは上部気道での沈着率が高く、角閃石系に比べ安全であると言われ、危険性の高い角閃石系の規制が早かった。
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